組合せ論セミナー

 


第39回 2013年4月9日 15:30〜17:00

川節和哉(東京大学)「The intermediate vertex subalgeras of the lattice vertex operator algebras」

本講演では、格子頂点作用素代数の中間頂点部分代数を導入し、その構造と次数付き次元を与えます。これは、Feigin と Stoyanovsky の主部分空間の一般化です。
さらに、E_8 格子頂点作用素代数のある中間頂点部分代数の指標が、あるモジュラー不変な微分方程式を満たすことを示します。これは、単純リー代数 E_8 の中間リー代数 E_{7+1/2} のある種の表現が、 Deligne の次元公式を満たすことの、頂点代数によるアナロジーです。