北詰 正顕(千葉大学)「Rudvalis 単純群の周辺」
Rudvalis 群に対する複素格子,自己双対符号,および,ランク3グラフに関する,最近の千吉良直紀氏(熊本大学)との共同研究における研究成果について解説する。28次元の複素格子の生成系の記述から始めて,そこでの Hoffman-Singlton graph の構成について述べ,その副産物として,
(1)長さ4060の自己双対符号の生成元について,
(2)ランク3グラフの1点の近傍における sub-octagon について,
の2点について述べたい。なお,この講演は日本語で行う。