8月1日から26日に開催されました仙台シンポジウムは、おかげさまで盛会のうちに終了しました。
31名の講演者による約60の講演が行われ、300人余りの方がご参加くださいました。
各教室での行事や、分科会での集会の合間に参加してくださった全ての方に感謝します。
講演のスライドとノートについては、シンポジウムのページからダウンロード可能です。
シンポジウムと並行して、震災で倒壊した図書室の復旧作業「七夕プロジェクト」を行いました。これにも、院生を中心に多くの方に参加いただきました。また、本学理学部数学教室の院生の方々にもご協力いただきました。おかげさまで、復旧部分については終了し、復旧と同時に計画していた、新しい分類番号のラベル貼りの作業を大きく進めることができました。残りのラベル貼りの作業つきましては、教室のメンバーで継続します。その後の計画として、新しいラベル情報を含め、所有書籍のすべてをオンラインで検索可能にするための、いわゆる「遡及入力」の作業を、大学図書館の援助のもと実行し、今年中には全て終える予定です。
3月11日の震災からの復旧のためにスタートしたプロジェクトでしたが、多くの方の好意と援助のもと、学術的に大変有意義なシンポジウムを開催し、世代や分野を超える交流を実現することで、今後の数学界に継続的に貢献でき、大変ありがたく感じています。
今回の企画は、私たちの教室を皆さんにより知っていただく良い機会になったと思います。これからは、私たちの力で研究と教育に努めていきますが、どうか、今後も発展的な関係を継続できればと考えています。
最後になりましたが、関係者各位に改めて御礼申し上げます。
組織委員: 藤原耕二、久保英夫