端川 朝典 (東北大学）「Conformal designs and minimal conformal weight spaces of SVOAs」
頂点作用素代数(VOA)や頂点作用素超代数(SVOA)は二元符号や整数格子などの組合せ論的対象と深いつながりがあることが知られている。VOAに基づく共形デザイン(conformal design)は2008年にHoehn氏によって導入された概念であり、二元符号に基づく組合せデザイン、整数格子に基づく球面デザインの類似物である。本講演ではSVOAのminimal conformal weight spaceが共形デザインとなる場合について講演者が得た成果を述べ、さらにminimal conformal weight spaceが共形4-デザインとなる二元符号から得られるSVOA (code SVOA)の分類を行う。