
今回もライブ前にはファンサイトなどの掲示板から離れて、 ライブに関する情報を一切シャットダウンして参加しましたので、 名古屋では次に何が来るのかわくわくして参加しました。 今回のセットリストは、ドーム規模のツアーなのでシングル曲中心と安易に思ったのですが、 その期待を良い意味で裏切ってくれるものになりました。 最新アルバムからの「声」(1番のみ)から始まり、 ビートの効いた重めの曲が続き、 前半での唯一のシングル曲である「HANABI」を挟んで 「Drawing」までダークなイメージの曲とじっくり聴かせる曲が並びます。 「彩り」の1番を全員で合唱し、 ここから、新曲「fanfare」、「箒星」、「名もなき詩」、「エソラ」 とテンポの良い曲が並び、会場の熱気も最高潮に。 個人的には最も好きな「箒星」をもう一度ライブで味わえることが出来たのが最高でした。 苦労してチケットを手に入れて本当に良かったと思えた瞬間です (今回は本当にドーム規模なのに苦労しました)。 アコギが前面に押し出された「箒星」もなかなかの出来でした。 アップテンポの曲やダークな曲もかなりの部分でアコギの音が響いているところが、 ミスチルの好きなところの一つです。 再び「声」をフルのあと、「終わりなき旅」で本編が終了。 この2曲の歌詞が今のミスチルのメッセージを表しているのではないかと思います。
今回の一つの特色であると思うのですが、 アンコール明けは、 プロローグ的な音楽とともに数に関するある種の問いかけのメッセージで始まりました。 人口に関するもの、 地球に関するもの、 そして愛に関するもの、 メッセージ性の強いものからそうでないものまで。 で、最後のメッセージは 「人々が1年間で愛し合える日数」で その後に「365日」と答えが出て、アンコール1曲目の「365日」に行く訳です。 たくさんあるメッセージの中で、幾つかは本当に考えて欲しいものを伝え、 さらに「365日」へ繋げることで、 メッセージ性が強いものだけを押し付けることを避けたのではないかと思います。 本当にスムーズな流れでした。 この未発表曲(NTT の CM ソング)をじっくりと聴かせて「and I love you」へ、 で最後の最後は「GIFT」の最後を大合唱で終了。
今回のセットリストは、 もしかしたら、シングル曲しか知らない方にとっては、 少し物足りなかったかもしれませんが、 古くからのファンを大切に、新しいファンにもミスチルの全てを見せるという意味で、 本当に考えられた良いものだったと思います。
では、セットリストです:
[記:2009年12月31日、2010年1月4日]
