大学院学生の受け入れについて




 大学院において研究指導をする指導教員として瀬野を希望される志願者に対しては,博士課程前期と同後期のそれぞれへの進学希望者に対して,以下のような少異なる基準で受け入れ可・不可を考えたいと思っています:



  • 博士課程前期

  • 進学希望者に対して:

  • もっと勉強してみたいと思うことと瀬野を指導教員として選ぶということの間に大きな隔たりがないことを説明できること
  • 生物・社会現象を『数理モデリング』によって数理的に考察することに強い関心や興味があること
  • 数理(数学や物理学を含)の勉強,あるいは,生物学や社会学等関連分野の勉強が必要になった場合に積極的に取り組もうという意志を持っていること
  • 博士課程前期の2年間で学問的ないろいろな経験,それに付随した経験を得ることに価値があると考えていること



  • 博士課程後期

  • 進学希望者に対して:

  • 博士課程後期で希望している勉強や研究の内容を自分なりにきちんと説明できること
  • 博士課程後期で希望している勉強や研究の内容を面白い,あるいは,面白そうだと感じていること
  • 勉強や研究に取り組むこと自体を面白い,あるいは,面白そうだと感じ,それを続けていこうという意志を持っていること
  • 瀬野の研究内容や研究の趣旨,研究指導方針などについて,瀬野のホームページや直接のコンタクトによる情報を,自分なりに吟味していること
  • 博士課程後期で希望する勉強や研究の内容を,瀬野の研究の趣旨と対照した上で,瀬野を指導教員として希望する意図を明確に説明できること
  • 瀬野との十分なコンタクトを通じて,個人対個人としてうまくやっていけそうだと判断できるこ と
  • 博士課程後期を,単に,資格や名誉としての博士号取得のためのモラトリアム的期間や職業としての「研究者」の職を得る手段とは考えていないこと
  • 博士課程後期修了後の自分の人生の進路については,大学院での勉強や研究の専門性に余計に縛られることなく,柔軟に考えられるだろうと思っていること
  • 博士課程後期での学生生活を「大人」として自立および自律して過ごす意志を持っていること
  • 博士課程後期の学生として,社会的に(ある意味で)宙ぶらりんな状況にあってもコンプレックスを持ちにくいと考えられること
  • 自分の人生にとって,道を誤ったと判断できた場合には,意地なく,人生の軌道修正に立ち向かおうという意志を予め持っていること



 何よりも,大学院で学ぶことへの主体的な意志覚悟をもった学生であることを期待します。

 上で挙げた事項のいずれか一つにでも著しく抵触する部分をもった進学希望者については,瀬野を指導教員として選ぶことは決してお勧めできませんし, 瀬野個人としても責任を負いかねるという判断をせざるを得ませんので,進学希望者には,必ず,進学に際して,瀬野と十分にコンタクトをとり, 真剣かつ慎重に進学について考えてくれることを心から希望します! 進学後の将来の進路がいかなるものであれ,大学院での数年間は,人生にとって重要な経験を与えてくれる時期となるはずです!(ちなみに, 瀬野本人は,上で挙げた事項のいずれも,大学院進学希望者については,当然,自然なものであると信じたいと思っています)



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