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Post-Event Questionnaires: ``Diversity and Inclusion in Mathematics"
交流セッション『数学分野における多様性と社会的包摂(*)』に参加された方からの感想や、いただいた関連する情報を以下に掲載します。
(*) Social Inclusion
- イギリスでは,研究集会講演者に女性が含まれていないと、補助金不採択の理由となる。
ダイバーシティとインクルージョンについて、データを知ることができて良かった。色々な大学の取組が知りたくなった。
- 「研究科でのダイバーシティーとインクルージョン」セッションでは時間が足りず、参加者全員からは意見を聞くことができなかったのが残念でした。またの機会があると良いと思います。
- 当日のディスカッションの中で、全盲である自身の経験から、研究集会における配慮について情報共有を行いました。
発表においては、
1 できる限り言葉で説明を行っていただく(指示語を多用しない)
2 スライドのデータを共有いただく(TeXソースが望ましい)
といったサポートをいただけると、理解が深まるという意見を共有しました。
障害については個々の状況に依存する部分が多く、完璧なサポート体制を作るということは不可能であると思います。
しかし、すこしの工夫で改善する問題も多いため、サポートする側・される側が忌憚なく話し合って双方の負担をなるべく小さくしながら、より良い環境作りを目指す姿勢が大切であると考えます。
- Many thanks for organizing the event, the very informative presentations and discussions. I learned a lot. I wish there will be more time for discussion next time.
Two links/suggestions of possible interest:
1- Some colleagues abroad told me that programs like
https://www.fields.utoronto.ca/programs/scientific/12-13/WIM-summer/are quite fruitful. I wonder whether they could be adapted in Japan.
2- In cognitive sciences, the following website seems to play an important role. It might be a source of inspiration for gender bias in mathematics
https://biaswatchneuro.com/
- 参加者が徐々にエンジンをかけ始めた段階で終わってしまいましたので、特に共有すべき内容はないように思います。
- Thanks to the organisers for setting up the social event - whilst the time was short, and I would have liked to hear more from others in the discussion session,
I felt there was a lot of goodwill for finding ways to address the issue, and hope the meeting inspired people to think more about what they could be doing.
Indeed, it is a challenging issue, but just because we can't solve everything about gender equality (or other aspects of diversity and inclusion) in society,
that doesn't mean we as academics shouldn't try to do what we can...
- Social Eventのブレイクアウトルームは、トピックスが多数あったのはよいと思うのですが、選択を迷うほどだったと思います。
もう少し絞っても良かったかもしれません(1つの部屋が余りに多人数になると、価値を失う恐れはありますが)。
私は、「インクルージョン」という用語がどのように受け止められているか知りたかったので、「研究科の運営においてインクルージョン実現のために何ができるか」に参加しました。
しかし、ほぼ「ジェンダーギャップ」の話になり、「インクルージョン」という用語の認知は(私も含め)まだ低いという印象を受けました。
内容は、数学に取り組む学生における女性の割合が、日本では、理系分野の中でも特に小さいことの理由に関する意見交換になりました。
意見としては、家庭(社会)における抑制、Ph.Dの価値が他の資格(医師、薬剤師など)に比べて低いこと(ライフイベントの後の就職に余り役立たない)などが上がっていた思います。
Remarks and Impressions by the organizers
世話人からの感想。
- はじめての試みでしたが、多くの方にご参加いただき、心より感謝しています。
時間が足りなかったというご意見を多くいただいたことは、嬉しい驚きでした。
今後も、日々の研究教育活動の中で、多様な人が存分に活躍できる環境について考えていきたいと思います。
また、いろいろな機会に、意見交換や情報交換の場が作られることを願っています。