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ワークショップ情報

第6回ワークショップ

【投稿日】2008.10.22

概要

多くの皆さまに参加をいただき、ありがとうございました。

日時: 10月22日㈬ 15:00−17:30
場所: 青葉山キャンパス学際科学国際高等研究センター大セミナー室
概要: 2008年10月22日㈬ 15:00−17:30 青葉山キャンパス・学際科学国際高等研究センター大セミナー室において開催されました。

プログラム内容

15:00−15:50

東海林 亙 氏 (東北大学加齢医学研究所)

講演題目

ゼブラフィッシュに見る脊髄運動神経細胞の規則的な配列とその形成機構

概略

生物の発生過程では様々な局面で周期的な繰り返しのパターンをみることができる。 例えばヒトに代表される脊椎動物では椎骨が首から腰の高さまで規則的に並び、その椎骨に対応した数の神経根が脊髄から末梢に伸長して分節的な神経支配を行うが、これらは全て発生期の周期的な組織パターンを反映するものである。本講演では体幹部で最も重要な繰り返し構造である体節の形成と、それに対応して調節をうける神経細胞のパターン形成のしくみをゼブラフィッシュ胚を用いた研究から紹介する。


15:50−16:10

自由討論


16:10−17:00

出口 真次 氏(東北大学大学院医工学研究科・工学研究科)

講演題目

医工学研究における力学・数学の利用

概略

生命・生体現象の中には、「力学」の関与が本質的な役割を果たす ものが多い。例えば、呼吸、すなわち息を吸う場合には肺に空気が 流れ込み、肺が膨らむ、そして肺にて交換された空気を、肋骨の筋肉の収縮によって外に押し出す。もう一つ例を挙げると、コミュニケーションを取るために声を出したいときには、ノドを震わせて、胸を張って音を響かせて、口から音を出す。

前記2文で出てきた、空気の流れ、肺の膨らみ、筋肉の収縮、ノドの震え、音の響き、口からの音の放射、などはいずれも力学が支配的な現象であり、数式により表現できる。従って、もし、ここで例に出した呼吸あるいは発声などに関する何らかの実験的計測を行い、その計測結果の解釈に力学・数学を適用すれば、実験結果を見ただけでは気づかないかもしれない肺やノドなどの生理状態を知ることができるかもしれない。

本講演では、このような力学・数学を利用した生体診断手法の開発に関する医工学研究について紹介する。


17:00−

自由討論

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