【投稿日】2010.6.11
日時: | 2010年6月10日㈭ 15:00−17:30 |
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場所: | 青葉山キャンパス学際科学国際高等研究センター大セミナー室 |
概要: | 2010年6月10日㈭に青葉山キャンパス・学際科学国際高等研究センター大セミナー室において開催いたしました。今回は、数学と医学の連携の必要性を考えるをテーマに開催いたしました。ご参加いただきました皆様ありがとうございました。多くのご参加をいただき、このテーマの関心の高さを感じました。ぜひ、第2弾へとつなげて参りたいと思いますので、 どうぞよろしくお願いいたします。 |
15:00−15:50
西田 有一郎 氏(東北大学・医学系研究科)
次世代シークエンサー入門 ~膨大な塩基配列がもたらす生命情報とその舞台裏~
2007年に従来の塩基配列解析装置(シークエンサー)に比べて最大1,000倍近いスループットを持つ画期的な機器が出現した。これらは次世代シークエンサーと総称されており、この機器を利用した塩基配列解析プロジェクトが数多く進められている.現在において急激に膨れあがった塩基配列情報から、どのような生命情報が含まれているかを知るために様々な生物情報学的なアプローチが行われている.そこでヒトDNA塩基配列と医学的な関係に注目し、生命情報を取得するためには基本的にどのような手段がとられているかを紹介する。
15:50−16:10
自由討論
16:10−17:00
木村 芳孝 氏(東北大学・国際高等研究教育機構)
遺伝子ネットワークと非線形微分方程式
生物の実験がなぜ曖昧な結果しか出てこないのか、その背景に、初期値やパラメータのわずかな違いで結果が大きく変わる非線形微分方程式のトラジェクトリーの構造があること、また、約1万の遺伝子の織りなす非線形微分方程式の系の大域解をどのように推定できるかなどの問題があることなどを、お話しいただきました。
17:00−
自由討論