ひとりごと (2006)

このページでは最近のひとりごととして、そのときに思っていることを
書いたりしたいと思います。


「初心を忘れずに」(2006年12月7日)
そう言えば、最近、授業中にかく汗の量がずいぶん減りました。 授業中の運動量が確実に減った様に思います。 体力が落ちたとか、落ち着いたという解釈も出来ますが、 単純にサボっているのではないかと思えて来ました。 気が付けば、居眠りしている学生を起こすことも、 遅刻した学生を怒ることも、 私語をしている学生を退出させることも、 随分と頻度が下がって来たように思います。
さて、今回のタイトルは、 昨年度卒業した学生で教員をしている人から 市報(?)に出す為の初任教員の自己紹介文を送って貰い、 そのタイトルを拝借しました。 良い機会です。初心を忘れずに、教員になった頃を思い出しながら、 もっとアグレッシブルに授業を行ないたいと思います。
しかし、あの頃は、今よりももっと純粋に、研究と教育をやってました。 今はどうでしょうか。何かつまらないですね。

「研究集会『デザイン理論とその周辺』」(2006年11月24日)
主催した研究集会「デザイン理論とその周辺」が無事に終わりました。 会場となった宿「日本の宿 古窯」には過去に2度泊まったことがあるのですが、 今回も思っていた通りのサービスをして貰えたと思います。 さすがに良い旅館だけあります。 参加していただいた皆様、ありがとうございました。 十分楽しめて頂いていれば良いのですが。
ちょうど、今、集会関係の全ての書類を廃棄していたところです。 交渉の最初の段階でのかなり高額の宿泊費の見積書をみたりして、 色々と苦労も懐かしく感じているところです。 もともと、研究集会の世話をすること自体は苦にする方ではないのですが、 今回は本当に疲れました。 その分、 参加者の皆様にとって良い集会であったと思っていただいていると願っています。
しばらく、いや、 もうデザイン関係の集会を主催することはないかもしれませんが、 これからも都合がつけば参加だけはさせて貰いたいと思います。

「ミスチルの新曲『しるし』発売」(2006年11月16日)
ドラマの主題歌にもなっている「しるし」が発売されました。 今回もカップリングは2曲でその内の1曲は「くるみ」の remix バージョン。 雰囲気としては、原曲よりもキーを半音下げての、 ドームツアーのライブのアレンジの再現と言ったところでしょうか。
さて、新曲ですが、アコースティックなミディアムバラードです。 個人的には Bank Band の活動の影響を受けていると思われる、 一つ前のアルバムの「僕らの歌」の延長、成長させたものと思わせる 一番好きなテンポと音のバランスです。 ギターコードで言う sus4 の使いどころがキーポイントになって響きます。 今回は、歌詞も韻を踏んでいるところが多く、歌詞も楽しめます。 久々の超大作と言っても良いです。 最近のミスチルを聴いていて 本当に楽しそうに音作りをしているのが感じられます。 今後もさらに楽しみです。
早速、ギターで弾き語りを始めているところです。 ちょっとだけまだコードが聞き取れていないところがあるので、 頑張って聞き取り中です。

「大学院生の減少」(2006年11月10日)
多くの地方大学の数学系の教室は、 大学院生の減少の問題に悩んでいるのではないかと思います。 ここも漏れずに同じ悩みを持っています。 学科の会議でも対策を検討する機会があるのですが、どうも、 視点が異なっている気がしてなりません。
言葉で書くのは簡単ではあるのですが、 魅力ある大学院にしなければいけない訳です。 学生にとっての魅力の一つは、打算的ではありますが、 進路として学部卒とは違った何かが得られるということではないかと思います。 もちろん、やりたい数学の勉強が好きなだけ出来るという本来の目的を達成させ るための努力を行なうことは不可欠ですが、 そういう欲求を満たしてあげることは、 我々にとってある種簡単なことのような気がします。
では、大学院を修了することで、教員になれる可能性が高くなるか、 企業就職でも学部と明らかに違った面があるか。 現状を考えると難しいところではないでしょうか。 それでも、少しでも良い結果が得られる様にバックアップすることから 始めるしかないような気がします。 幾ら制度や箱物ばかりを変えてももう末期症状のような気がしています。 そのときの一番の葛藤は、ゼミの勉強時間をどれだけ削ることに我々は 耐えうるか。難しい問題です。
役に立つかどうか微妙ではあるのですが、今在籍中の院生に、 大学院に進学して良かった点と悪かった点をリストアップして貰い、 そろそろゼミの決める時期の3年生に披露することで、 大学院を身近な進路の一つに考えて貰うことから始めてみようかなとも考えています。
(続く、多分)

「最近思うこと…」(2006年10月30日、31日)
さて、我々の主な業務は「研究、教育、運営」ということになっています。 まあ研究は好きでこの職業に付いたので嫌な人はほとんど居ないと思いますし、 自分の為にするということで間違いないと思います。 さて、残りはどうでしょうか。 残りの2つでは教育の方が優先されるべきだと思っているのですが、 どうも最近気になることが多々あり、 そうではない風潮があるような気がして心配です。 学生のために教育(および学生のケア)をする、単純なことのような気がします。 それ以上でもそれ以下でもないはずです。 思っていることがうまく文章に出来ないので、もどかしいです。
さて、教員志望の学生の手助けがなんとか出来ないかと思っているのですが、 過去の学生から得た情報などと合わせて、 教員採用試験用の情報誌を購入して研究室に置いています。 うちの学科の教員志望の学生で、受験についての相談などありましたら、 研究室まで気軽に来て下さい。
数年前にちょっとした学科で予算が出来たときに、 何に使うかを募集したことがありました。 そのとき、学生の進路の為に使いたかったので応募したのですが、 学科の会議では、4つの応募中の最下位と判定されてしまいました。 受け入れて貰えなかったので、 個人的にやりたかったことを始めていました。 この前、学科の会議で同じようなことを学科で始めることになったみたいですが、 少しは風潮が変わったのだったら良いのですが。

「授業改善アンケート」(2006年9月27日)
恒例の授業評価アンケートの結果が届きました。 前期担当の対象科目は「代数学基礎」でした。 総合評価は4.45(5点満点)という好成績でした。 後期も同じような評価を貰えるように、良い授業をやっていこうと思います。

研究集会「デザイン理論とその周辺」(2006年8月22日)
久しぶりに研究集会を主催します。 今回は、デザインを中心とした集会になります。 現在、メーリングリストなどで第一報を配付中ですので、 興味ある方でまだお受け取り頂いていない方はご連絡を下さい。
山形の上山温泉の超有名な旅館「古窯」にて行ないます。 色々なところでかなりの評価を得ている老舗旅館です。 付かず離れずのサービスが素敵な、 今までの泊まった中で最高の宿だと思っています(高いですが)。 初夏に(安く泊まれる機会があったので)泊まった際に、 宿の方と交渉して、何とか出来るようになりました(笑)。 是非ともご参加下さい。

「レフリー」(2006年8月9日)
レフリーをしなければいけない論文がたまってしまったので、 夏休みを利用して、順々に片付けています。 全部終わるのか不安になって来ました。

「ミスチル新曲『箒星』」(2006年7月9日)
約1年ぶりとなるシングル「箒星」が発売されました。 色々な活動をしているミスチルですが、今回のシングルは、 なんとなく安心出来る様な、少し昔に戻った感じに仕上っていると思いました。 2曲目の「ほころび」は初期の頃のミスチルを感じさせるナンバー。
今回は初回限定版として、ショートムービー「箒星」を収録。 ただし1500円(通常版は1200円)。 値段の差があるところは親切です。 ショートムービー「箒星」は必見、かなりのメッセージがあり。

「公開講座」(2006年6月25日)
今年度の理学部の公開講座が無事に終わりました。 今年度は、講師を引き受けさせていただき「符号理論入門」というタイトルで、 長さ7のハミング符号を使って誤り訂正がどのように出来るかを 簡単に説明させていただきました。 概要を ここにを置いておきます。
講義を終えたときは少し説明が数学的過ぎて一般市民の方への話としては、 少々難しい話しになってしまったのではないかと心配していましたが、 懇談会に出て感想をお聞きしたところ、確かに難しい話だったみたいですが、 数学の話を理学部の公開講座で行ったことに意味はあったと思っています (実は数学が公開講座に参加するのは久しぶり)。
科学全体を通して、また、理学系の中だけにおいても、色々な意味で、 数学のおかれている状況はますます厳しくなって来ているようなことを 聞く機会が増えていますが、 まずは、公開講座のような機会で広く社会へ数学の重要性を訴えていく 必要があるのではないかと思っています。 政治的な大きなことを考えるよりも (もちろん数学全体ではそのようなことも必要でしょうが)、 公開講座のような小さな機会を大切にしていくことの方が 重要ではないかと、今回、公開講座を行って強く確信しました。
また可能性があれば、一般市民の方に向けて、また高校生の方へ向けて、 研究対象を簡単に説明する機会を持ちたいと思っています。
[7月7日:追記] 大学のホームページの「キャンパスニュース」で理学部の 公開講座のことが紹介されました: こちら。 ちょうど私の講義の様子の画像が採用されていて、 今だと、大学のトップページにも画像が出てます(笑)。

「院生の論文作成」(2006年6月2日)
私のところの院生(M2)の宮林君が、春ごろから計算をしていたことをまとめて、 論文を書き上げました。 ここの紀要に提出したのですが、今年度の提出締め切りもあって、 最後は大変な作業になり自分の論文を仕上げるよりも疲れてしまいましたが、 彼にとっては良い経験になったと思っています。 修士終了後の進路は就職の予定ですが、 少しだけでも研究活動を味わったのではないかと期待しています。 2年前の院生の若林君も修了後に就職しましたが、 在学中に共著を含めて2本の論文を仕上げることが出来ました。
現在のところ、来年以降の院生の配属の予定はありませんが、 これからも優秀で頑張ってくれる院生にゼミに配属してもらうことを願っています。

「月の203号室」(2006年4月15日)
今日は天気も良く子供の誕生日だったので、 近くの遊園地「リナワールド」に出掛けて来ました。 今日は、たまたま「月の203号室」というアコースティック系 の2人組がプロモーション(ミニライブ)に来てました。 「月の203号室」は二人組で、 ミニライブでは西畑がボーカル+アコギ、蓮本がキーボード。 今までに2枚のシングルを発表して、 デビューシングル「うた」はNHKドラマ「ハチロー」 の主題歌に抜擢されていた様ですので、聴いたことがある方も 居られるはずです。
今まで1度も音に接する機会はなかったのですが、 30分ほどのミニライブを聴いて、たちまちにファンになってしました。 スローバラードの西畑の声がなかなか良く、 アコギとキーボードにマッチしてました。 久々に震えてしまいました。 早速、その場で CD も購入して、子供宛にサインも貰って、 誕生日の良い思い出になりました。
残念ながら10名ほどしかミニライブを聴いていなかったのですが、 決して、そのような2人ではなく、 確実にこれから羽ばたく素質十分です。 ミニライブで初っ端に演奏していた曲が一番良かったので、 尋ねてみると、次のシングルの予定だそうです。 是非、注目してみて下さい! 「カブトムシの白色眼突然変異体」(2006年2月23日)
前にここでも書いた通り、数年前から真面目にカブトムシ の白色眼をしたものを遺伝的に固定する実験を続けていました。 今回、その結果を含めた研究成果が 「山形大学紀要(自然科学編)、第16巻、2006年、39−45」 に掲載されました。多分、研究に一番時間を費した論文になったと思います。 どういう評価をされるかが興味ありますが、取りあえずはこれで一安心です。 実験内容については 「白い眼をしたカブトムシ達」をご覧ください。

「授業改善アンケート」(2006年2月20日)
後期の授業改善アンケート(授業評価)の結果が届きました。 前期よりも0.4ポイントほど良くなり、 「微分積分学2」が4.43、「身近な数理科学(教養セミナー)」が 4.80でした。 「微分積分学2」の自由記述欄から、気になる幾つかのコメントを抜粋 してみました。
・良かった点
「私語を注意してくれるから静かで良かった。」、 「先生が厳しいけど親切なところ。」、 「単位が取れるように色々と工夫してくれてました。 いつも先生が言っているようにきちんとやっている人が単位が 取れないということはないと思います。」
・悪かった点
「板書しながら説明されると聞きづらい。書いてばかりで説明を聞いて られない。」、 「授業遅刻者に対しての処罰が甘い。履修登録のときに約束 したことが守られていない。」、 「板書をバーって書いて生徒が納得してるのを確認してから 次へということがなかったように思う。 後期は時間もあったしやろうと思えば出来たんじゃないかなと思います。」、 「たまに先生の機嫌が悪いと困ります。」
・その他
「遅刻をもっと正確に取り締まって欲しい。」、 「人数制限100人というのは少し厳しいと思いました。 この授業に限らず受けたいと思う人が授業をとれるようになればいいなと 思いました。1週間に2回同じ授業をひらく、など考えましたがが、 やはり先生の負担が大きくなるために無理なのでしょうか。 折角の授業も先生も選択出来るのに抽選もれはくやしいです。」
私の授業に限っては無責任なコメントを余り見たことがありません (もちろん、ゼロではありませんが)。 次回以降の授業の際に、参考になると思っています。

「修論発表会+追いコン」(2006年2月16日)
色々と更新しようと思っているのですが、忙しくてなかなか出来ずにいます。 昨日は修論発表会と追いコンがありました。 修論発表会ではそれぞれ緊張した面持ちで頑張って発表していたと思います。 追いコンは楽しく過ごすことが出来ました。 幹事をしていた3年生は大変だったと思いますが、 素敵な追いコンになったと思います。幹事さんはご苦労さまでした。

「謹賀新年」(2006年1月2日)
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 昨年のお正月は帰省したのですが、今年は交通費もかなり掛かるので、 山形に残って家族との時間を楽しむことにしています。

2005年版はこちら

2004年版はこちら

2003年版はこちら