ひとりごと(2010)

このページでは最近のひとりごととして、そのときに思っていることを
書いたりしたいと思います。


「Mr.Children Tour 2011“SENSE”」(2010年12月24日)
今日は、2月から始まるミスチルのツアー「Mr.Children Tour 2011“SENSE”」 のファンクラブ先行予約の申込の結果発表の日でした。 結果発表の午後7時と同時に当選のメールが。 グランディ21(仙台)はファンクラブだとかなりの当選確率だったのではないかと思います。 ということで、 子ども達よりも一足早くサンタさんからのプレゼントという感じです。
さて、京都大、龍谷大、豊田中央研、上智大での研究集会などに参加するための (国内過去最長の)9日間連続の出張から戻って来たところです。 今回は、出発前に体調を崩してしまったこともあり、 なるべく体力を温存出来るように夜もすぐにホテルに戻ってという日々でした。 4つの集会とも分野が異なることもあり、 本当に幅広く色々な分野の話を聞くことが出来、 さらに3件の講演も行ないましたので、充実した9日間になりました。 豊田中央研との交流会では、 企業の研究所で符号理論を実装するための研究者と知り合い話が出来たのは収穫でした。 また、数学系と情報系の符号理論研究者が、 それぞれの立場でどんな研究が行なわれているを披露し、 今後の交流を深める目的での交流会を上智大で開催しました。 まずは顔合わせ程度ですが、形だけの交流ではなく、 今後の発展に真面目に期待しています (個人レベルでは幾つかの共同研究が始まるのではないかと思います)。

「ダウン」(2010年12月7日)
忙しい中、なんとか誤魔化してやって来ていたのですが、 とうとうダウンしてしまいました。 先週の段階では、単なる風邪かと思っていたのですが、 なかなか治らず、昨日は点滴を。 しばらく休むことになりそうです。 このページを見ると自分がいつ頃何をしていたのかがよく分かります。 前回、風邪でダウンしたのは5月。 しかし、確実にその時よりも悪い(肺炎の疑いもあるみたいで)。 ある種の備忘録です。 論文リストと講演リストも全く同じで、 ある種自分の備忘録として役割を果たしています。 日曜日から22日までの長期出張が予定されているのですが、 どうなるか心配です。 あとは医者の判断に任せます。

「新アルバム『SENSE』発売!」(2010年11月30日)
オリジナルアルバムとしては約2年ぶりとなるミスチルのアルバム 「SENSE」が発売されました(正式には明日発売)。 今回は、途中にシングルも発売されていないので、 新しい音を待ち続けた2年でした。 お昼に手に入れて何回か聞いた感想を一言で表すと 「シンプル」です。 派手な音はないですが、ミスチルらしい音作りになっていると思います。
さて、今回のアルバムの一つの特徴として、発売直前まで、 タイトルや収録曲などの一切の情報が公開されませんでした。 素直に音を楽しんで欲しいという意図らしいですが、 大々的に宣伝をしてやっと売れる時代なので、 これが上手く行くかどうか楽しみです。 連続しているミリオンが達成出来るか。 ちょっとシンプルすぎる音作りも受け入れられるか。
アルバム発表と同時にツアーの発表もされました。 アリーナクラスのツアーだと最近は東北はグランディ21だけだったのですが、 今回は盛岡でも開催されます。 北東北のファンが盛岡に流れてグランディ21の競争率が下がると良いのですが。 既にどっちも行きたいと思っているので、結局、競争率は変わらない可能性も高いです。 さて、 今回のアルバム購入者限定先行は、 アルバムに入っているシリアル番号を使って行ないます。 ファンクラブの先行もあると思いますが、少々不安もあるので、 このアルバム先行にも掛けます。 アルバムを買ったけど、ライブには行かない方、ご連絡を。 既に1人の方からライブには申し込まないということで番号をいただきました。 感謝、感謝。

「代数計算ソフト Magma」(2010年11月25日)
今朝、代数計算ソフト Magma のホームページを見ると、 大幅にリニューアルされていました (少し前の時点での統計では、 Magma を引用した論文数で一位という記録があったのですが、 どこにあるか見付けられなくなってしまったのが悲しい)。 ということで、Magma の話題を。 数セミで Magma に関する記事を書かせて貰ったことと、 Magma に関する集会を開催したことで、 最近は、 集会などで Magma について声を掛けていただくことが多くなり、 嬉しい限りです。 購入を検討されている方からの質問で一番多いのが (校費での)購入方法です。 ここで、簡単に説明します。
各大学でシステムが異なると思いますが、 ここ山形大では、直接 Magma から購入することが可能です。 直接の購入が出来る場合は、 Magma の問い合わせ先に購入の意志を伝えてください。 仕様、価格、入金先などの情報の入った請求書を送ってくれます。 PDF で構わなければメールでも送って貰えます。 事務手続きに必要な情報が足りない場合は、 リクエストすれば柔軟に対応してくれるので安心です。 山形大では請求書の和訳を付ける必要がありますが、 これで事務手続きは終わりです。 直接購入することが出来ない場合も国内に Magma の契約を代行してくれる代理店がありますので大丈夫です。 ここで特定の業者を挙げるのは適切ではないと思いますので、 ネットで検索して見付けて下さい。 購入についてのご質問があれば、 個人的にご連絡をいただければ回答出来ると思います。 Magma の安定した運用と更新が行われるためにも、 ますます Magma のユーザーが増えることは大歓迎です。

「メールサーバーの更新」(2010年11月15日)
11日(木)に大学(理学部)のメールサーバーの更新がありました。 メールアドレスの変更などはないのですが、 理学部のサーバーから全学のサーバーに移りました。 迷惑メールがほとんど届かなくなったことを 数日経って気付きました。 本日、この辺りのことを管理をされている方に尋ねたところ、 新しく使うサーバーは、 自動的に迷惑メールの対策をしているということです。 迷惑メールの確認を個々のユーザーは出来ないということです。 判定ミスはほとんどないという説明でしたが、 しかし、 特に海外からのメールが迷惑メールにならずに届くかどうか少々不安が残ります。 国内からのメールの判定にミスはないと思いますが、 万が一、11日の夕方以降、 メールを送ったが返事がないという方がおられましたら、お知らせ下さい。 問題なく必要なメールが迷惑判定されずに届くことを願うばかりです。 せめて、個々のユーザーが迷惑メールの確認が出来る設定にして欲しいです。

「Split The Difference」(2010年11月9日)
久々にミスチルの話題を。 ミスチルを題材とした音楽ドキュメンタリー映画 「Split The Difference」のDVD版がCD1枚を付けて発売されました。 色々と考えてしまって映画は行かなかったのですが、 DVDを一通り見終えて、 何も考えずに素直に映画を見に行っとけば良かったと後悔しました。 レコーディングスタジオの音の凄さを体験し、 音作りの過程でのプロデューサーの小林武史の才能を改めて実感しました。 あと3週間後には、オリジナルアルバムも発売です。

「72次元の lattice」(2010年10月31日)
ここでも紹介しましたが、長年の問題であった72次元の extremal even unimodular lattice の存在性は8月に Nebe によって肯定的に解決されました。 さて、これに関わる最近の話題を。 1週間ほど前、Y氏からメールが。 arXiv に72次元 の extremal even unimodular lattice の 別の構成法に関する論文がアップされているとのこと。 日頃、arXiv はそれほどこまめにチェックをしていないので、 こういう情報は本当にありがたい(感謝感謝)。 早速、内容を確認したところ、 その方法は私自身も8年ほど前に考えたことがあり、 その方法では出来ないことをある方から教えて貰っていました。 ということで、非常に驚き、 過去の経緯やメールを確認したりしていました。 結果は本当に正しいのかなと思いながら、 何日か経った後に arXiv を確認したところ、 結果に間違いがあったという理由で取り下げられていました。 非常にお騒がせな論文投稿でした。
さて、こちらが本題。 東北大の組合せ論のセミナーで Nebe の lattice の構成に関する論文を三枝崎さんが解説されました。 色々なことが分かりましたので、 セミナーをしていただいた三枝崎さんに感謝しています。 Nebe の lattice に関しては、 彼女の構成法から、 k ≧4 の偶数のときに 長さ72の extremal Type II Z2k-code の存在性が非常に簡単に導けます。 lattice の場合と同じく非常に有名な問題となっているのは k が 1 の場合ですが、 それ以外でも extremal Type II code の存在が分かったのは初めてになります。 また、72次元の optimal odd unimodular lattice の存在も導けます。 結果自体はほとんど明らかに得られるのですが、 Nebe の結果の紹介とともにこれらの結果を紹介することは、 今後の研究の進展の切っ掛けにもなると思いますので、 12月の応用数学合同研究集会でこの辺りの話をしたいと思っています。
三枝崎さんのセミナーの日には、午前中に山内さんに 「枠付き頂点作用素代数と符号」という話をしていただきました。 こちらは私の方からお願いして講演をして貰いました。 リクエストに応じていただいた山内さんに改めて感謝しています。 セミナーでは久々に色々な方にお会いし、たくさん話をする時間もありました。 なかでも、 婚活?のために昼休みにバドミントンを始めたS氏(頑張って下さい!)、 実際に結婚が決まってダイエットに成功したA氏(おめでとうございます!)、 と、楽しい話を聞けました。

「諸分野との協働による数理科学のフロンティア」(2010年10月17日)
昨日のところで大切なことを書くのを忘れていました。 11月17日から19日に京都大数理研で、 研究集会「諸分野との協働による数理科学のフロンティア」が開催されます。 この集会はJSTのさきがけのメンバーの一部が主となって企画されたもので、 今年度は、「情報・通信における符号理論と数学」、 「臨床医療における数理モデリング的思考と手法」、 「確率統計学における漸近的方法とその広がり」 の3つのクラスタ(テーマ)を扱います。 この中で一つ目のクラスタの責任者になっていますので、 是非とも、興味あるたくさんの方にご参加いただけるように、 お願いします。 講演者は、 平岡裕章(広島大)、川北素子(滋賀医大)、萩原学(産総研)、 和田山正(名古屋工大)、原田です。

「科研費申請書類(2)」(2010年10月16日)
やっと科研費の申請書を書き上げました。 書くならば良い書類にと思うとどんどんと時間を取られて、 少なくともメインの方を完成させるのに今週正味4日間を丸々使ってしまいました。 比較的仕事は早い方だと思っている自分ですが、 今回の科研費の書類で半月分ぐらいの時間を使ったような気がします。 採択されないと落ち込みそうです。
話は変わりますが、今、どうしても構成したいものがあります。 計算機による探索をしているのでが、 やはり、簡単には見つかりません。 昔は、見つけたいと思ったものを比較的見つけられてきたように思い、 最近、そういう力(?)が薄れてきたような気がしているのは 思い込みであればいいのですが、少々心配。
最後に、出張の話を。 11月後半から12月に掛けてのスケジュールがかなり埋まって来たのですが、 出張が重なると、 どの出張の手配をどこまでしたかを忘れてしまうこともしばしば。 実際、11月の京都の出張のホテルの予約を忘れていました。 秋の行楽シーズンで、 1万円以内で泊まれるところを探すことは出来ずに、 11500円のところでギブアップ。出張の宿泊費を完全にオーバー。 11月の京都の恐ろしさをすっかり忘れてました。 さてさて、11月後半から12月に掛けての出張では、講演も3つ、 10日連続の出張の可能性も出てきていて、ちょっと心配。 出張先での睡眠不足から体調を崩すことが多いので、 出張先でも確実に寝られる知恵が欲しいです。 出張はともかく講演の機会が多すぎるのではないかと思います。 来年は講演を極力しない方向を決意(去年もそう決意していたのですが)。

「Magma で広がる数学の世界」(2010年10月11日)
今回、多分、国内では初めてとなる Magma ユーザーの集まりである 研究集会「 Magma で広 がる数学の世界」が無事に終了しました。 企画の段階ではどの程度の参加者がいるか、 実際やってみると講演者+αではないかと心配したこともあったのですが、 予想以上に盛会で、50名の参加者がいました。 参加者は、Magma の本格的なユーザーから、 Magma をそれほど使ったことのないユーザー、 Magma の購入を検討している未来のユーザーとなる可能性のある方まで、 幅広い層となりました。 今回は、交流を図ることも一つの目的でしたので、 休憩時間を多めに配置するだけでなく、交流のための時間も配置しました。 やりたいことを Magma でどのようにすれば良いのかという本格的な質問から、 Magma をどのように購入すれば良いのかという初歩的な質問まで、 色々と会話が飛び交っていました。 第2回目の開催の話もチラホラ出てましたので、 個人的には、出来れば2回目も行ないたいと思っています。 都合で参加出来なかった方は、是非、次の機会にご参加下さい。 また、集会HPでは、 何名かの講演者の講演スライド、デモ用ファイルがアップされる予定です。 是非、お楽しみ下さい。 最後に、今回、九大のGCOEとの共催としていただき、 多くの講演者旅費を支給して貰えました。 主催者として改めて感謝します。 また、会場準備、 運営を行なっていただいた学生スタッフの方々にも感謝します。

「後期開始と科研費申請書類」(2010年10月1日)
本日から夏休みが終わり後期が開始。 早速、担当している群論入門の授業がありました。 2年生にとって、 高校数学とのギャップに躓かないように、 初めての本格的な代数系の授業に戸惑わないように、 この辺りを過去最高に丁寧に伝えました。 少しは伝わっていると良いのですが。
今、科研費の申請書類を書いています。 実は、過去13年間、連続して採択されています。 採択率の高かった若手枠には既に出せなくなっていますので、 本当に丁寧に書類を作成しないと思っているところです。 本日、サブの方を仕上げました。 主な方の作成には時間を掛けようと思っています。 しかし、講演準備、報告集作成、科研費申請と仕事が続き、 研究がほとんど出来ていません。 そろそろ焦りも出て来ていますので、 書類書きから解放されて、研究に集中したいです。

「白鷹鮎まつり」(2010年9月18日)
ここ数年、この時期の楽しみにしているのが、白鷹の鮎まつり。 やな場に鮎の掛かるところが見たかったのですが、 今年初めて20匹程度ではありますが、実際に見ることが出来ました。 ビデオ映像をみると何百、何千と掛かる姿を見ることが出来るのですが、 どうも日中は鮎が活動しないらしく、 やっと念願が叶ったところです。 掛かった鮎は子ども達に手づかみで取らせてくれて、 子ども達がいけすに移します。

「講演準備と報告集原稿準備を」(2010年9月17日)
先週の千葉大と北大でのセミナー発表を終え、 今週は、来月ある Magma の集会での講演準備とその報告集の原稿 と代数シンポの報告集の原稿を書いています。 久々に、 日本語での本格的な原稿を書いているのではないかと思います。 1週間以上経っても完成せず、 思った以上に時間が掛かって苦労しているところです (あと残りは代数シンポでの原稿だけです)。 Magma の集会は、 Magma ユーザーの交流も兼ねていて通常の研究集会とは異なった趣きもあり、 講演準備にいつも以上に時間を掛けました。 話をするのをいつもよりも少しだけ楽しみにしています。 たくさん話したいことがあり、 講演時間が足りなくなるのが心配です。 このような研究集会も、 今だから主催することが出来るのではないかと勝手に思い、 頑張っているところです。 もしかしたら、年度内に、 また違った交流の場を企画するかもしれません。 決まり次第、お知らせします。
さて、久々にミスチルの話題を。 ミスチルを題材とした音楽ドキュメンタリー映画 「Split The Difference」 が2週間限定で本日まで上映されていました。 この映画を上映する意味を見付けることが出来ずに、 今回はパス。 素直に見に行けば良かったかなとちょっとだけ後悔しています。

「釣り堀」(2010年9月5日)
最近の我が家のブームはニジマスの釣り堀。 水の綺麗な場所でしか養殖が出来ない様ですが、 近くだと宮城県との峠近くの関沢や蔵王でニジマスの釣り堀が出来ます。 自分達で釣ったニジマスを、そのまま、 塩焼きやフライして食べさせて貰えます。 子ども達でも釣れるので、大喜びですし、 水が綺麗なので、ニジマスが臭みもなくかなり旨い。 この夏は3ヶ所の釣り堀に行ったのですが、 どこの場所でも目にしたのが、 体の色がオレンジ色の個体、アルビノなんでしょうか。 個人的には、繁殖をさせてオレンジ色を固定させたいと思ってしまいます。

今週は千葉大と北大に出掛けます。楽しみです。 来週、再来週は研究集会や学会などが続きます。 どこに行くかを悩んでいるところです。

「応用数学合同研究集会」(2010年8月30日)
静かな週末でした。 何が静かかというと、メールが全く来ない週末でした。 理学部のあるキャンパスが高圧受変電設備保全業務に伴う停電により、 金曜日の夕方から今日の朝まで、 メールシステムが止っていました。 日頃は週末でもメールが届くことを少しは気にしている訳ですが、 メールを気にしなくて良い、 心身ともに開放的な週末となりました。
応用数学合同研究集会が、毎年、12月に龍谷大で行なわれています。 今年度は、離散系の方を少しお手伝いさせていただくことになりました。 12月17日〜19日に行なわれます。 是非、講演および参加の方をよろしくお願いします。

「夏バテ」(2010年8月24日)
今年の夏はとにかく暑い(全国的なことだと思いますが)。 出張の疲れが取れずに、とうとう、夏バテしてしまいました。 とにかく体がだるい、眠い、肌あれがすごい(吹出物がいっぱい)。 少し、ゆっくりしなければ。
この1、2年良く利用する全国チェーンのホテル、 ホテル内や部屋の設備が気に入って会員になりました。 しかし、なった途端に、 低層階(2階)の部屋だったり、 景色が全く見えない隣のビルが接近している部屋だったり、 エレベータの真横のエレベータの稼働音が聞こえる部屋だったり、 難ありだと思ってしまう部屋が続きました。 ホテル内や部屋の設備は満足しているので、 部屋の割り振りがどうなっているのか、 部屋備え付けのアンケート用紙にて尋ねてみました。 すぐに回答があったのですが、 コンピュータにより自動的に部屋の割り振りを行っているが、 希望のあるお客様にはなるべく要望に応えるようにするので、 今後は、高層階の景色の見える部屋になるべくするとのことでした。 要望を言えば対応をしてくれるみたいですが、 これってクレーマーとしてとらえられてしまった訳のような気がして、 なんとなく利用しづらくなってしまいました。 困った。 ネットで予約するときに、要望欄があるホテルもありますよね。 そういうシステムに変えてくれるとありがたいのですが、 いちいち要望を聞いていると対応出来ないんでしょうね、きっと。

「ニュース!」(2010年8月18日)
もうプレプリントサーバーにも載っている様子なので、 ここに書いても良いと思いますが、長い間、未解決だった、 72次元の extremal even unimodular lattice の存在が決定した様子です。 本人から、今朝、論文が送られて来ました。 まだ、中身の確認をしていませんが 長い間未解決だった有名な問題で、 先日の数理研の合宿型セミナーと代数学シンポジウムの講演でも紹介したもので した。 存在しないのではないかと思われていた節もあり、 個人的にはかなり衝撃的なニュースです。 さて、これと同じような状況にある 長さ72の binary extremal doubly even self-dual code の方の解決も近いのか? こっちも非常に有名な未解決問題です。 私は、上の結果にも引っ張られて、存在する方に傾いています。
今、たった1泊2日ですが、 湯野浜温泉に来て、ひとときの夏休みを味わっています。 湯野浜温泉は海辺の温泉地で、 昔、ミスチルの桜井さんがこの海から地平線に沈む夕日を見て「君がいた夏」 を作ったと言われています。 今日は、幸運にも良い天気で、きれいな夕日を眺めることが出来ました。 忘れることの出来ない、夏休み中に飛び込んだ大きなニュースでした。

「代数学シンポジウム&数学セミナー最新号」(2010年8月13日)
この夏の最大のイベントであった「第55回代数学シンポジウム」 での講演が昨日終わりました。 講演の依頼を受けてから、さてどのような話にまとめれば良いのか、 本当に悩み苦しんだ数ヶ月でした。 特に、ここ1ヶ月は、かなりのウエイトで準備をして来たと思います。 講演中に扱う分量が多くなってはしまいましたが、 案ずるよりは…と言いますが、最終的には、 思った以上にまとめることが出来たかと思っています。 講演後にお褒めのお言葉を掛けていただいた方に感謝します。 しかし、かなり緊張しまったので、 言いたいことがなかなか伝えられなかったです。 この小心者の心臓を何とかしたいです。 普通に喋れれば良いのですが。 もしも同じ内容で良いという機会があれば、 また、どこかでお話をさせて貰いたいと思っているところです。
昨日発売の「数学セミナー」の最新号(9月号)の特集は 「数学を発展させるコンピュータソフト」で、 特集内の記事としてソフト Magma に関する記事を電通大の木田さんと一緒に書きました。 記事の中でも書きましたが、 昨年の10月頃に Magma のホームページ上で発表された Magma を用いた論文数でトップになったこともあり、 記事執筆の依頼があった模様です。 記事の最後にも書きましたが、国内の Magma ユーザーの交流の企画を、 ちょうど木田さんと相談していたこともあり、 今回、一緒に書いて貰えることになりました。 Magma がいかに魅力的であるかを出来るだけ丁寧に書いたつもりです。 是非、目を通していただければと思います。よろしくお願いします。 さて、今回、一般の方が目にする機会のある雑誌に記事を書きました。 木田さんと一緒に書くことで、多くの勉強をさせて貰ったと思います。 感謝、感謝です。 裏話という程ではありませんが、 私が山形大で最初に就いた助手のポストの前任者は木田さんでした。
大きなイベントも終わりましたので、少し夏休みにしたいと思います。 とは言っても、もう子供たちの幼稚園の夏休みはあと6日のみ。 完全に入れ違いになってしまいました。 しかし、そろそろまとめないといけない論文があったり、 出張中に気づいたアイデアを考えてみたいので、完全には休めそうにありません。 ありがたいことです。

「渡良瀬橋」(2010年8月8日)
数理研の合宿型セミナー「組み合わせ構造の解析と情報理論への応用」 に参加するために、足利に来ています。 会場のホテルの近くに、森高千里の曲のタイトルにもなった「渡良瀬橋」 があるので、休憩時間に散歩を兼ねて行って来ました。 何の変哲もない鉄橋でした。

個人的な感想になりますが、 今回の合宿型セミナーは、符号理論の研究を、 数学としてしているメンバーと情報科学としているメンバーが 顔を合わす良い機会となりました。 お互いの問題意識を披露し、お互いの持っている知識を交換することで、 新たな発展が生まれるのではないかということで、 参加者の何名かで、 もう少し両方のメンバーを増やし同じような機会を設けることになりました。 興味のある方、是非、ご連絡をください。

「領域会議」(2010年7月24日)
半年に一度行なわれる「さきがけの領域会議(合宿)」に参加して来ました。 今年度末で卒業となる一期生にとっては、実質、最後の領域会議で、 どなたもさきがけの期間にやりたかったこと、出来たこと、 非常に気持ちが伝わる講演をされていました。 自分も1年後に同じような講演が出来るように、 残りの期間を充実させたいと再確認をしたところです。 1期生は研究面で優秀であるだけでなく、人間的にも面白い方が多い。 数学の今後に関する考え方、研究に対する考え方、 それ以外にもたくさんの会話が出来るようになったのが、 一番の収穫かもしれません。 さきがけのメンバーに選んで貰って、 今までに体験できなかったことをたくさん経験させて貰って、 非常に感謝しています。
さきがけのメンバーだけでなく、 領域アドバイザーの方も領域会議には参加されます。 お忙しい方も多いので、 会議は7月の3連休(実際は2日目から)にありました。 来年も同じくこの3連休にあることは確定しています。 この3連休と言えば、 ミスチルの桜井やプロデューサーの小林武史が中心になって行なっている ap bank fes があります。 一度はあのつま恋の会場に行きたいと思っているところなのですが、 実現しそうにありません。 2年前は、 チケットも手に入れてホテルまで手配していたのですが、 さきがけの面接が1週間後に入ってしまって、泣く泣く諦めました。 さきがけが終わるまでは行けそうにありませんので、 終わったら、行こうと思います。

「代数計算ソフト Magma」(2010年7月16日)
Magma についての話題を二つ。 まず、Magma のユーザーの交流と新たな Magma ユーザーの開拓を兼ねて、Magma ユーザーの会として、 研究集会「Magma で広がる数学の世界」 を電通大の木田さんと一緒に10月9日、10日に九州大で行なう予定です。 既に Magma を使っている方、これから Magma を使いたいと思っている方など、 Magma に興味のある多くの方に参加していただきたいと思っています。 内容が確定次第、関係分野のメーリングリストに案内を流す予定です。 また、メールで連絡をいただければ、 その時点で決まっている情報をお知らせしますので、 お気軽にお問い合わせ下さい(近々、ホームページを作成予定)。
数学セミナーの次号(9月号)の特集は 「数学を発展させるコンピュータソフト」です。 特集内の記事として Magma に関する記事を同じく木田さんと一緒に書きました。 こちらは、Magma のユーザーよりはこれから Magma を使ってみようかと思っている方向けの内容となっています。 Magma がいかに魅力的であるかを出来るだけ丁寧に書いたつもりです。 是非、目を通していただければと思います。 よろしくお願いします!

「講演準備が…」(2010年7月12日)
今後1ヶ月の間に3つの講演予定があります。 3つとも違う内容で、さきがけの領域会議、RIMS合宿型セミナー、 代数学シンポと、どれも気軽には出来ないものです。 何とか一つ目は準備を終えたところですが、 残り2つ(特に代数シンポ)はどのようにまとめるか決まっておらず、 もうこの時点で滅入っています。 ここ数年は講演数も多くなったので、 今年は出来るだけ絞っていこうと思っていたのですが。 とにかく、この1ヶ月は、どの場所でも良い講演が出来るように、 講演準備を最優先に考えようと思っているところです。
話は突然変わりますが、 今朝の新聞で、 県内の中学校の先生が、 帰宅時に車の中においてあった成績等の入ったデータを盗まれたという 記事を見つけました。 記事によると、 学校外への個人情報の入ったデータの持ち出しを禁止しているということが 書かれていましたが、 中高の教員の現状を考えると、 夜遅くまで作業に追われて、 自宅で出来る作業を自宅でと思うのは、納得出来ます。 ルール違反というよりは、ルールで簡単に規制するのではなく、 現状に沿ったルールを作るべきだと思います。

「高速道路無料化に一言」(2010年7月7日)
一部の高速道路が無料になる実験が行われているところですが、 交通量の増えた区間の全国ベスト3を山形県内の区間が独占しました。 実際に4日に鶴岡に無料区間を利用して行って来ましたが、 確かに車が2倍〜3倍ほどに増え、 所要時間は通常よりも20分〜30分ほど多く掛かりました。 無料化以前は、車の量は決して多いとは言えませんでしたので、 それよりは少し量が増えても良いとは思いますが、 無料化して増えすぎるのは問題だと思いました。 他にも問題点は色々とあると思いますが、 高速道路と一般道の差別化は必要だと思うので、 是非とも、早めに無料実験を終わらせて貰いたいです。 もちろん、料金は安い方が良いのですが、 無料はやめて欲しい。

「高知!」(2010年6月26日)
代数的組合せ論の研究集会に参加および数理科学セミナーで講演を行なうために、 高知大に行って来ました。 本当に久々(20年近く?)の高知でした。 本場のカツオのたたきを食べるのを楽しみにしていたのですが、 初めて食べた「塩たたき」 (一般的なたれの味ではなく塩味のたたき)が抜群でした。 すぐにでも、もう一度食べたいのですが、 現地でなければ食べられない味なんでしょう。 通販でもダメでしょうね、きっと。

高知市内を走っている市内電車の画像です。 別に謝っている訳ではありません。 ちょっと珍しいので写真に収めてみました。

「数学セミナー7月号」(2010年6月15日)
数学セミナーの今月号の特集は「数学がいま期待されていること」です。 この特集の一つ目の記事は、 JSTの数学領域の総括でもある北大の西浦先生によるものです。 ここ数年、マスコミで数学を扱う量が非常に増えていることもあり、 数学が今スポットライトを浴びていると感じることが多々あります。 これを一時的なものにしないためにも、 何かしなければいけない訳ですが、 西浦先生も書かれている通り、 我々が何をやっているのかの情報発信を、周りにしていく必要があるのではないかと、 強く感じています。 周りは、まずは他分野の研究者を考えることになると思いますが、 例えば、ここであれば同じ理学部の他学科の教員や学生だって良いはずです。 今までは、数学は特別な存在であると、 思っていたところは確実にあると思います。 少し方向転換をして、この辺りの作業を嫌がらずにしていくことが、 今後の数学の発展に少しでも繋がると思っています。 これを実行するためには、相手のことも理解しようとする必要もある訳です。 このことについて、西浦先生は記事の最後で非常に印象的にまとめています。 数学はドラえもんのポケットのようにたくさんの宝を持っている。 これまで数学者はポケットの中の活動で忙しすぎた。 ときにはドラえもんになって外の世界の喧嘩の仲裁にも関わらなければいけない、 と。
さて少し話題を変えて、この特集では、高校の同級生でもあり、 同じさきがけのメンバーである金沢大の長山さんも記事を書いています。 社会から期待されている形での数理科学の研究が行われている一つの 典型的な例だと思いますので、是非、ご覧下さい。 私も近々数学セミナーに記事を書く予定です。 締め切りはもう目の前なんですが、まだ、書き始めることが出来ていません。 困りました。 来週、高知に行く前には何とか書き出したいと思っています。

「ダイエットと左沢線SL」(2010年6月12日)
さくらんぼで有名な寒河江へのローカル線である 左沢線(なんて読むか分かりますか?)に特別にSLが走るということで、 子ども達と山形駅へ見に行って来ました。 鉄道マニアから子ども達までたくさんの人が見に来ていました。

地元の某テレビ局の方が取材に来ていて、 見に来ている人の中で、 今回のSL号の切符(指定席券)が取れなかった人のコメントを求めている様子で、 私たちも違うと答えると、 そのようなコメントが貰えませんか、ということでした。 丁重にお断りして、 残念ながらローカルニュースに出るチャンスをなくすことになりました。 個人的には、乗るよりも周りで見る方が楽しいように思います。
さて、先週、学内の健康診断があったのですが、 改めて今年こそはダイエットをしなければいけないと決心しました。 この1年で10キロ以上増えたことは自覚していて、 最近は体重計に乗ることから逃げていたのですが、 健康診断では逃げざる状況に。 まずは1年以内に2桁に戻すことから始めます。 同じさきがけのNさんに体重で負けないようにしないと! さて、健康診断では、洋服の重さということで、 計測値から1キロを引いた値が体重の記録となるのですが、 計測した方、何を間違えたのか10キロを引いた値を記録していました。 2桁の体重だったので一目で間違いだと気づき、 「体重、間違ってますよ」と言ったところ、 計測する人は、自信満々に「洋服の分だけ1キロ引いてますので」という回答。 「きっと10キロ、引いてます」と答えておきました。

「さきがけの活動」(2010年6月7日)
JSTの数学領域のさきがけに選ばれて1年と8ヶ月が過ぎ、 さきがけの期間3年半のほぼ半分が終わりました。 数学領域の1期生は今年度でさきがけが終わることもあり、 最近、 さきがけとしての(直接的な研究活動以外の)活動も活発になって来ています。 前回の領域会議で行なわれたパネルディスカッションもその一つで、 先週、その継続会議があったので、参加して来ました。 我々さきがけのメンバーが今後のために何が出来るだろうか、 という議論をしています。 研究分野も異なり、年齢にも差があり、受けた教育も違い、 考え方も異なるメンバーでの議論なので話も発散しそうですが、 これが意外に話もまとまり、 また、日頃、なかなか聞けない話がたくさん飛び交い、 その場にいるだけで吸収出来ることが多く、 とても楽しい時間になりました。 なかなか貴重な経験をさせて貰っていることに感謝しています。

「いきものがかり『みなさんこんにつあー!!2010 全国あんぎゃー!!〜ハジマリノウタ〜』 」(2010年6月2日)
昨日、山形県県民会館であった、いきものがかりのライブに行って来ました (ネタバレありです)。 いきものがかりのライブは今回が初めてだったので、 どういう感じなのかと楽しみしていたのですが、 ラジオ番組を担当していることもありMCも楽しいし、 お客さんとの関係も常に気にしていて、 彼ららしい等身大の音と空間を演出していたと感じ、 終わったあとに充実感いっぱいのライブになりました。 今回、ツアーでは山形は初めてということで、 MCではお客さんとの距離を丁寧に詰めつつライブが進んで行きました。 バラードが続く中盤では、わざわざ「座って聞いて下さい」と伝えたり、 途中で小芝居を入れた曲もなんかもあったりして、 広い客層の全てに訴えるエネルギーを見せつけてくれました。 いつも行くミスチルのライブとの違いも十分に感じ取ることが出来て、 一つの楽しみが増えた感じです。 改めて、CDからの音だけでは分からない、 彼らのパワフルさを感じ取った1日になりました。 曲目はインディーズの頃からやっていたという曲から新曲まで、 多くのシングル曲を織り交ぜながら、最近のファンも楽しめるものになっていたと思います。 ライブでは、エレキギター、アコースティックギター、 ハーモニカとメンバーの出す音が上手く強調されていて、 CDの音源だけだと見落としていた部分も感じることが出来ました。 個人的には「茜色の約束」、「なくもんか」が聴けたので満足でした。 アンコール最後の「明日へ向かう帰り道」はサポートメンバーなしの 3人だけでのステージでした。

セットリストです:

SAKURA、 ハジマリノウタ〜遠い空澄んで〜、 KIRA★KIRA★TRAIN、 −MC−、 ノスタルジア、 真昼の月、 秋桜、 −MC−、
YELL、 なくもんか、 未来惑星、 帰りたくなったよ、 てのひらの音、 −MC−、
ホットミルク、 じょいふる、 ブルーバード、 気まぐれロマンティック、 −MC−、 茜色の約束、
−アンコール− 東京猿物語、 ありがとう、 うるわしきひと、 −MC−、 明日へ向かう帰り道

「オープンアクセスのジャーナルについて」 (2010年5月24日)
符号理論の新しいジャーナルが出来ることになり、 その(数多くの)エディターの一人にと声を掛けていただいたので、 喜んで引き受けることにしました。 このジャーナルはまだ準備段階なのですが、 その発行形式として「オープンアクセス」の採用が検討されています。 オープンアクセスとは、簡単に言うと、 論文を閲覧する方は無料で誰でも見ることが出来て、 論文を出版する方が費用を負担するというスタイルです。 今までのジャーナルの多くは、商用誌、非商用誌に限らず、 論文を出版する方ではなく、 閲覧する方が費用を負担していた訳です。 閲覧する方が無料になるということで、 研究をするための材料は、世界中の誰でもその研究費に関わらずに、 不公平なく手に入れることが出来るというメリットがあります。 しかし、逆に、研究成果を発表するときには、 自分の研究費によっては発表することが出来なくなるデメリットもある訳です。
商用誌の価格高騰も問題となって来ていますので、 今後は、オープンアクセスのジャーナルが増えるのではないかと、 個人的には感じているのですが、 過渡期にはジャーナルを閲覧する費用と出版する費用の両方を負担することにも なる可能性が大きい。 国内での多くの大学は、 商用誌の電子ジャーナル費用を大学が一括で出版社に支払っているので、 個人の研究費がその分だけ少なくなる。 少ない研究費でオープンアクセスのジャーナルへの投稿費用を支払うのは厳しい という現実的な問題をどうすれば良いのか悩みます。
その他のオープンアクセスのジャーナルの問題点がありましたら、 是非、教えて下さい。

「学内全面禁煙について」 (2010年5月17日)
本日の朝日新聞に、大学における禁煙の実施状況についての記事がありました。 私は、過去に喫煙をしていた時期が何度かある、禁煙者です。 過去にも同じようなことを書いた記憶がありますが、 ここのキャンパスにおける全面禁煙には反対です。 数箇所で良いので、 学内に排気装置のついた密閉された空間となる禁煙所を設けるべきです (屋外に灰皿をおいただけの喫煙所には大反対)。
現在、ここのキャンパスは全面禁煙ですが、 残念ながら、学生だけでなく事務職員までも、 キャンパスを一歩出たところで、 喫煙している様子を目にしない日は(週末以外では)ありません。 単に大学の外に健康を害する可能性のあるものを移動させるだけでは、 問題の解決にはならないので、 そうであれば、 大学のキャンパス内にしっかりと排気装置のついた喫煙所を設けるべきです。 今朝の新聞記事によると、 大学の周辺2、3キロを禁煙としている大学もあるそうです。 やるならば、責任をもって、このくらいはするべきです。

「Mr.Children DOME TOUR 2009〜SUPERMARKET FANTASY〜IN TOKYO DOME 」 (2010年5月10日)
年末にあったミスチルのライブのDVDが本日発売されました。 改めてDVDとして見ると、 今回のライブは田原さんのギターが際だって良かったと感じました。 東京ドームの12月24日、26日、 27日の様子を取り混ぜてDVDにしているのですが、 24日だけ特別に演奏された「抱きしめたい」 が収録されているのが一番のスペシャルで、 随分、昔の曲なのに非常に力のある曲だと改めて実感しました。

「久々に(4)」(2010年5月8日)
久々に更新します。 連休直前に、出張から戻ったあとに、久々に風邪でダウンしてしまいました。 熱が高くて、とにかく何も出来ない。メールの読み書きさえも出来ない。 季節ハズレで完全に流行遅れのインフルエンザではないかと思い、 掛かり付けの病院で「死にそうなぐらい辛いです」と訴えるも、笑われながら、一蹴。 連休にも突入したので、数日、大人しくしていました。 昨年度から出張が多い状況で、今回もそうでしたが、 出張で疲れ切ってしまいます。 原因の一つは、滞在先のホテルの空調。 温度調節がなかなか上手く出来ずに、暑かったり寒かったりで、 なかなか熟睡出来ません。 睡眠不足の上、出張中は、研究に集中出来る環境であることが多く、 日頃よりも仕事を頑張ってしまうという状態で、 大概、出張から戻って来ると疲れ切っています。 今年度も出張が多いと思いますので、 とにかく、体力を温存し、熟睡出来るような環境を作り、 良い活動が出来るよう心がけたいと思います。
6月1日の山形県県民会館での「いきものがかり」のライブのチケットが到着。 収容人数1500人弱の小さな会場ですが、 手持ちのチケットは10列目、11列目、12列目。 娘が見やすいように、手前が通路の11列目を選び、 残りは頼まれている人に。 小さな会場であることを差し引いても、11列目だとかなり前です。 楽しんで来ます。
最後に、最近、調子が良い。 最初に書いた通り、体の方の調子はかなり悪かった訳ですが、 研究の方はなんとか楽しくて仕方ないほどに調子が良い。 まあ、上手く行っているときは、冷静になれていないので、 少し経って冷静に見直すと、 それ程何かが出来ているということではなかったりする可能性も多々あるのですが。 それでも、時間が足りないほどやることがあるのは、幸せなことです。

「久々に(3)」(2010年3月31日)
今年度も今日で最後になりました。 今月は、特に意識して更新を心がけるようにしていました。 当初は、出張以外の日、全てでの更新を予定していましたが、すぐに断念。
さて、久しぶりにミスチルの話題を。 ファンクラブ限定の無料ライブを、 4月後半に2夜行なうとの知らせが、昨日届きました。 会場が都内某所ということでどのくらいの規模になるか不明ですが、 かなりの競争率となり、多分、無理なんだろうと思って諦めムード。
1週間ほど前、上の子供が足首を骨折してしました。 私自身が大学院までバスケットをずっと続けていたこともあり、 足首の靭帯断裂(手術)から足、手の指、甲の骨折、 疲労骨折まで、色々と経験していることもあり、 骨折をそれほど重大視していなかったのですが、 他の人と話をすると、5歳児にとっては大変なことみたいです。 健康でいられるありがたさ、 他人へのいたわりの気持ちが自然に芽生えた様子で、 良い勉強になったと思います。
さて、数学会の年会に行って来ました。 会場でお会いした数名の方から、 学会に来るのは珍しいと声を掛けられたので、 やっぱり、 ちゃんと学会に顔を出さないといけないと思ったところです。 ということで、「久々に(3)」の久々は学会参加のことでした。 今回は、 山内さんの特別講演や宮本さんなどの一般講演で頂点作用素代数の面白い話が聞けて非常に勉強になりました。 自分に力があったら取り組みたい題材ですが、なかなか難しそうです。 知っている限りでも、山内さんだけでなく、 安部さんや島倉さんなど若手が力を発揮している分野です。 代数的組合せ論の同年代に同じように活躍されている方がいるでしょうか。

「副会長!」(2010年3月25日)
今日は、子供の通う幼稚園の父母の会(保護者会)の会合がありました。 今年度はクラス役員をしていた関係もあって、 来年度は副会長をすることになりました。 出張で不在のときを除いて、ほぼ毎朝、 娘を幼稚園に連れて行っているのですが、 そのときに子供達と触れあうのが非常に楽しい。 クラス役員は、 運動会やお祭などの行事で子供達と接する機会が増えることもあって、 やりました。 この年代の子供達は、それぞれの個性がもろに出ていて、 100%でぶつかってくる(大げさかも知れません)。 教育の原点だと思うんです。 教育って何かを考えさせてくれて、 確実に色んなことが分かります。 会長や副会長は、取りまとめの仕事が多くなって、 クラス役員よりも子供達と接する機会が減るのだけが残念ですが、 来年も、出来るだけ子供達と接する機会を持って、 そこで得られることを大学での自分の教育方針にも反映させることが出来たらと思っています。 引退したら、この年代の子供達と接することをやりたいと密かに考えています。

「いきものがかり」(2010年3月24日)
ミスチルの次にお気に入りのいきものがかりですが、 6月1日にツアーで山形に来るので、娘と行きます。 ミスチルのライブのチケットを取るのがいかに難しいかは、 ここでも紹介していますが、 いきものがかりも最近はかなり人気があると思って、 先行予約に複数申し込んだところ、全部当選。 ということで、余っています。 あと2ヶ月になったので、そろそろ真剣に引き取り手を探さないと。
仕事の方は、最終チェックに近い共著の原稿が2つあり、 共著者との確認作業を続けています。 その内の1つはここ数週間、作業が続いているので、早く、脱稿して、 楽になりたいです。 残念ながら、正直、貢献度は低いのですが、 なかなか面白い論文になると思います。 あと、今年になってさきがけの活動も活発になっています。 この活動で、直接、何か論文が書けるということではありませんが、 たくさんのものを吸収出来ていて、 非常に刺激になっていることは確かです。 このような活動で得たものを、日頃拠点にしているところに、 少しずつでも、還元出来たらと思っています。
もう嬉しくもない歳ですが、明日、誕生日です。

「久々に(2)」(2010年3月22日)
今日は,欠かさず見ていたドラマの最終回でした。 このドラマを見終わるといつもなんとも言えないピュアな気持ちになれて、 とにかく心休まる一時を過ごせていました。 最終回は、主題歌の「HANABI」がフルコーラスで掛かっただけでなく、 前回のドームツアーでもキーになっていた「声」も途中で流れました。 終わってしまって、ただただ、残念です。 次回に期待しています。
この前の出張中に、久々に、腰痛を再発させてしまいました。 多分、疲労から来たのだと思いますが、 最近は調子も良く、 ほとんどケアしていなかったので出張中だったので、 何も対応することが出来ずに、歩くのがやっとで戻って来ました。 ダイエットもしないといけないと決心したところです。 この1年でかなり太ってしまいました。 自由に動くためにも腰痛を早く直さないといけないのですが、 数日後に学会に出かけて今年度の出張も終わりです。 一休みしたいところですが、すでに、 来年度の出張も幾つか確定してきているものもあり、 気持ちとしては、ゆっくり休めそうにありません。

「久々に」(2010年3月17日)
岡山大への出張の際に、久々に実家に寄りました。 多分、前回実家に戻ったのは5年以上も前のことになるので、 本当に久々の帰宅となりました。 そのときに幼なじみが6名集まってくれて楽しいひとときを過ごしました。 20代のときに、大学も職場も違ったのですが、正月、盆など、 機会があれば集まって遊んでいたメンバーで、あの頃のように気兼ねせずにバカ話をして、 お互いに日頃のことを忘れ、20代に戻ることが出来ました。
久々と言えば、この出張中に、久々に reject の通知が届きました。 投稿してからほぼ1年。 もうこの時点での reject はないだろうと安易に考えていました。 2名のレフリーのコメントのうち1名は accept、もう1名が reject。 ただ、単に、内容が間違っているとかということではなく、 雑誌のレベルに達していないというコメント。 だったら、1年も待たせずに回答すれば良いのにという感じです (1名が accept だったので結果から考えると、 accept のコメントが先に届いて、 reject のレフリーのコメントを待っていたと推定して話をしています)。 自分もエディターの仕事をしていますので、 不快感を持つような対応をしないようにと心を引き締めた次第です。
で、最後に、最近、 このページを見ているという話をよく聞くようになりました。 役立つような情報があれば良いのですが、 これからも見ていただけるようなページにして行きたいと思います。

「バンクーバーオリンピック」(2010年3月6日)
ほとんどオリンピックに興味が持てなかったので、 終わってからかなりの日が経って知りました、 開会式にブライアンアダムスが登場したことを。 確か、中学2年のときに「フロ厶・ザ・ハート(Straight from the Heart)」 を初めて聞いたときにかなりの衝撃で、 そのまますぐにレコードを買いに行きました。 初めて買った洋楽のレコードです。 若いころは彼の音楽とともにという感じで、ずっと聴いてました。 高校2年のときには、岡山から大阪まで一人でライブにも行きました。 最近は、洋楽を聴くことも少なくなり、 彼の活動もそれほど把握していなかったのですが、 昔のアルバムを取り出して聴きながら、少し昔のことを思い出しています。 やっぱり一番のアルバムは初めて買った「Cuts Like a Knife」ですね。 音質は色褪せてますが、曲の作りは20年経った今でも全く色褪せていません。

「領域会議」(2010年3月1日)
半年に一度あるさきがけの領域会議も終え、金沢にも出かけて来ました。 さきがけの領域会議は、非常にプレッシャーも大きいのですが、 刺激的なメンバーと一緒になれることで、 たくさんのことを吸収できて、 それだけで自分自身が成長できる気持ちになれるので、 毎回、充実したものとなっています。 さきがけは3年半で終わってしまうのですが、 終わってからもお付き合いさせていただきたい方ばかりです。 全く自分に自信を持てないのですが、 今回はさきがけの領域会議で刺激を受けて、 少しだけ自分に自信を持って前に向かって行こうと思っているところです。 来年度に向けて一つやってみたいことがあるので、 徐々に進めていきます。 見られるときは欠かすことなく見ているドラマ「コードブルー2」ですが、 このドラマを見るとなんだか心が素直になれるように思います。 ちょうどドラマを見終ってこれを書いています。 幾つか書きかけの論文を抱えていて、早く仕上げないといけません。 revised の作業も入って来て、原稿とのにらめっこが続いています。

「そろそろ更新を」(2010年2月10日)
そろそろ更新をしなければと思いつつ何日もいや何週間か経ってしまいました。 身の回りの小さなことから研究方針のまで、 色々と考えさせることが多い日々です。 研究については、確実に、自分の中で何かが変わり始めているのですが、 まだまだ、まとまった考えを持てる時期ではなさそうなので、 色んなことを吸収している途中だと考えています。 今まで、結果を気にせずにどんどん前に進んで来たことだけは間違いないので、 ある方から、今までどおり前にというアドバイスをいただき、感謝しています。 若い頃から気に掛けていただいているベテランからのアドバイスは 本当にこころに響きました。
先週は、集会で韓国のポハンに行って来ました。 2年ぶり、3回目だったので、学内の様子も分かっていて安心した滞在でした。 また、久しぶりに国内の色々な方にお会いしました。 来週はさきがけの領域会議(合宿)です。 会議自体はさきがけのメンバーにも会えますし、非常に楽しみなのですが、 自分の研究成果の発表がうまくいくかどうか、それだけはかなり不安です。 領域会議の後、金沢に勉強をしに行き、来月、岡山と神戸に行きます。 他にも幾つか行きたいところがあるのですが、 旅費が残っていない可能性もあるので、行けないかもしれません。
最近、英文法チェックソフトを購入して使っています。 思った以上に修正の提案をして貰えるので重宝しています。 ここ数年で購入したソフトの中で一番良いものかもしれません。
最後に、キーボードの話を。 もう7年以上も同じキーボードを使っていたのですが、 デスクトップPCの更新を機に新しいものに買い替えようと思っていたのですが、 これがなかなか難しく同じようなものが見つからず、 タッチミスが多くなったり肩がこったりで困っていました。 今日、やっと前のものと同じタッチで肩のこらないものが見つかりました。 こんなに苦労するとは思ってもみなかったです。 他にも長く使って老朽化しているものの更新をしている途中ですが、 長く使っているということは使い勝手が良いということで、 更新したものに慣れるまでには少し時間が掛かりそうです。

「2度目の成人式?」(2010年1月11日)
今年もよろしくお願いします。 年が明けてすぐに更新をしようと思っていたのですが、その時期を失っていました。 今日は成人の日。新成人の皆様、おめでとうございます。 とうとう「2度目の成人式」を迎えてしまいました。 まだまだ自分のことではないと思っていましたが、 気がついたらあっと言う間に現実のものに。 完全に40代に足を突っこみ、もう41歳も目の前にして、 随分前に考えていた30代での教授昇進も夢がすでにやぶれていたことに 数日前に気付いてしまいました。 そんなバカなことを考えていた自分を微笑ましく思い出したところです。 最近、 改めて知らないうちに年を取ったことに気付かされることを何度も味わっています。 少しは周りへの影響も気にしないといけない立場になって来たのかもしれません。 大して能力がある訳でもないですし、自信もこれぽっちもありません。 最近、何度か、若い方から「自信満々ですよね」と言われました (決してそのようなことはありません)。 ここ数年で、教育に関する考え方も随分変わったように思います。 ちょうど今見ていたドラマ「コードーブルー」で 「医者は患者の人生まで背負うんじゃない」 と指導医が言ってました。ちょっと感じるところがありました。 主題歌目当てで見ていたのですが、思った以上に良い話で涙でした。 涙線が弱くなったのも年を取ったせいかも。

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